群馬県前橋市下小出町の霊園管理委員長だった男性(86)が永代使用料を着服したとして業務上横領容疑で書類送検された事件で、在任中、地元住民が管理委に支払う永代使用料や年間管理料が住民の合意なく引き上げられていたことが20日、関係者への取材で分かった。使用料の一部は行方が分かっていない。管理料は決算書に記載があるが、霊園には石碑類が多数造られ、予算が底を突く状態だった。
関係者によると、使用料は区画の広さごとに5区分ある。遅くとも2016年ごろまでに、52万円の区画が60万円に、78万円の区画が...