2023年度末で群馬県板倉町の板倉キャンパスを撤退する予定の東洋大(本部・東京都文京区)は11月4日、同キャンパスで、地域住民らに感謝の気持ちを伝えるイベント「ありがとう板倉キャンパス」を開く。地域連携行事として長年開いてきた、身近な科学に親しむ「サイエンスカフェ」を4年ぶりに実施する。31日まで参加者を募集している。
サイエンスカフェは、同大と館林市、板倉町の共催で、2010年に開始。話題を集める科学や暮らしに役立つ情報を、専門家が分かりやすく解説する。地域住民から親しまれてきたが、コロナ禍以降は中止していた。
今回のイベント開催に合わせ、サイエンスカフェをこの日限りで復活させる。同大食環境科学部の下島優香子准教授が、「食中毒を引き起こすさまざまな細菌とその予防」と題して講演する。
参加無料。午後2時開始。希望者は、同イベント(//sites.google.com/toyo.jp/arigatouitakura/home)から申し込む。先着200人には記念品が贈られる。同イベントでは他に、卒業生を母校に迎える「ホームカミングデー」なども企画する。4、5の両日は、キャンパス内で大学祭「雷祭」も開かれる。