冬に向け、イルミネーションのイベントが群馬県内各地で予定されている。観光地だけでなく、地域の恒例行事として定着しているものも多い。コロナ禍が落ち着きつつある中、一段と華やかな色で演出するイベントも多いようだ。身近なイルミの日程をまとめた。

 10月27日、JR高崎駅前で開かれた「高崎光のページェント」の点灯式。観客のカウントダウンが終わると、高さ約6メートルのツリーに柔らかな光がともった。街路樹などに飾った発光ダイオード(LED)は約100万球に上り、県内最大級の光の祭典だ。

高崎光のページェントは今年30回目。ゴールド系の光が高崎市中心街を彩る

 高崎市中心部を会場に30回目。電飾は前回まで青系が多かったが、今回はゴールド系の色を基調にした。実行委員長の大竹良明さん(63)は「街を明るく、気持ちを明るくしたい。皆さんに喜んでいただければ」と願った。

 光のページェントに次ぐ規模が、12月1日に始まる上野スカイブリッジ(上野村)のイルミネーションだ。長さ225メートルのつり橋が輝く様は圧巻で、光に包まれた天空回廊を渡ることができる。主催する上野振興公社によると、初めて開いた前回が好評で、規模を拡大して約90万球を飾る予定だ。