10月1日に事業を停止した上越クリスタル硝子(群馬県みなかみ町後閑、倉田善弘社長)と関連会社の月夜野クラフトビール(同)が前橋地裁から破産開始決定を受けたことが1日、分かった。10月27日付。帝国データバンク群馬支店によると、負債額は2社で約13億4000万円。
上越クリスタル硝子は花瓶や食器のほか、シャンデリア、ステンドグラスなどの製造卸を主体に、ガラス工芸品の販売や体験工房を備えた「月夜野びーどろパーク」を手がけた。月夜野クラフトビールはパーク内で地ビールレストランを経営するなどしていた。
バブル崩壊後、業績が下降基調となり、コロナ禍で減収に拍車がかかった。経営再建を目指したもののスポンサー探しが難航し、事業継続を断念した。